コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

【なまラッコラボ】Summer Frame 3

Summer Frame(サマーフレーム)は、夏の景色をフレームに切り取った、イラストとコトバのスクエア・アルバム。どこかの海、どこかの山、どこかの夏。思い出と幻想がひとつになって生まれた「Summer Frame」全15フレームを、どうぞごゆるりとお楽しみ下さい。

 

 

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水をたくわえた若芽の下は、カエルたちの水飲み場ならぬ、水飲みバー。あんぐり口を開けて待っていれば、草木の匂いをまとった雫がぽとりと落ちてくる。にゃむにゃむにゃむ。下で待っていたみどり色のアマガエルくんが、喉をうるおす丸い雫を、口の中で満足そうに動かしている。この森の水には、ふしぎな弾力があるらしい。

 

ぽとり、トンカラン。ぽとり、トンカラン。その水が空から来たのか、霧から生まれたのかは分からない。けれど森のあちこちで、雫の跳ねる音がする。いろんなものにぶつかって、最後は大地に転がる。一瞬丸くとどまったら、消える時はゆっくりと。この森はどこもかしこも湿っているから、水もゆっくりとしか消えないのだろう。

 

若芽はと言えば、大抵はカエルの世話に忙しい。お客の多いバーテンダーのように、お次はどなたと雫を吊り下げるのだ。いつか大きな枝になったら、今度は動物たちも訪れる。子鹿やタヌキに傘を作り、時にはリスに水浴びさせて、やっぱりカエルは喉をうるおす。樹々の大屋根を抜けた日の光は今、小さな若芽とアマガエルくんと、水の一滴を照らしている。

 

 

 

 

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本日の一曲『 おいしい水 / Agua de Beber 』

おいしい水

おいしい水

  • 小野リサ
  • ジャズ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

小野リサさんが歌うソフトなボサノヴァ「おいしい水」。カエルたちの水飲みバーでも、こんなオシャレな曲がかかっていたりして。若芽の周りの植物たちがダンシングフラワー(古い)みたいに揺れるかもしれない。以前、ものまねタレントのミラクルひかるさんが、小野リサさんのモノマネでこの歌を歌っていた。ものまねでボサノヴァとはまた新しく大胆な。