コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

ひまわり散歩、公園をてくてく歩いて夕涼み。

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暑いなあ、と言うまでもなく暑い。朝からセミが鳴いているし、太陽も揺るぎなく輝いている。「今ここ夏」なココナッツの到来だ。きっと南の海からドンブラコと流れ着いたのだ。そうして夏が岸辺に打ち寄せた時、太陽の化身のようなヒマワリたちも「イエス、ココナッツ!」と目を覚ますらしい。

 

数日前、少し涼しくなった頃に買い物に出かけ、ふと思いついて近くの公園に寄った。長い坂を車で上っていくと、梅雨に来た時には何も無かった場所に、広大なヒマワリ畑ができているではないか。辺りを埋め尽くす一面の黄色い花畑。一緒に来ていたなまこさん共々、思わず「わぁ」と歓声が漏れた。

 

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ただのドライブで来てみたものの、あまりに花ざかりなので、車を降りて散歩することに。太陽は良い具合に傾いて、暑いけれど、高台に吹く風は涼しく感じる時間帯。てくてく歩いて近づくと、1メートル以上ある丈の高いヒマワリたちは、夕日と真逆の方向を向いて咲いている。太陽を追いかけて咲くのかと思ったら、どうも朝日側を好んでいるようだ。

 

それにしてもすごい数。種からか苗からかは分からないが、かなり整列しているので、気を配り、丁寧に植えられたものなのだろう。パッと開いたヒマワリの花びらは、背後から当たる日の光に透けてとても綺麗だった。よく見ると花の中にはミツバチがとまって、その脚を花粉で黄色くしながら、せっせと蜜を集めていた。

 

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いよいよ日が暮れる。公園の森の後ろに夕日が落ちていく。オレンジの陽がヒマワリと溶け合って、ぼんわりと暖かい世界を描く。暑いような涼しいような気配の中で、一日の終わりを眺める。今日もおつかれさま。太陽もヒマワリも人も、うちで寝ているネコたちも、みんなおつかれさま。束の間の暗がりの中で、きっとヒマワリも眠る。

 

南から届いた夏はこれから。ココナッツな時間を有意義に、薄着をして、軽い体で楽しみたい。昼間はエアコンのお世話になるけれど、夜はしばらく窓を開けて、ネコたちと外の音を聞いている。最近、うちの庭の前を、野良の茶トラがよく通る。茶白のコブさんが興奮して、たまに驚くような奇声を上げる。かわいい野良くんも、元気に夏を越せるといい。

 

本日の一品 『 よつばと! (電撃コミックス) 』

あずまきよひこさんの漫画「よつばと!」。主人公「よつば」の無敵の子供ぶりと、夏の風景がたまらない。コミック4巻の「よつばとつくつくぼうし」では大きなヒマワリも出てくる。巻が進むたびに絵が精緻になっていくが、個人的には最初の方のさっぱりした描き方も好き。本を開くと、いつも夏の匂いがする。