コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

【なまラッコラボ】Summer Frame 2

Summer Frame(サマーフレーム)は、夏の景色をフレームに切り取った、イラストとコトバのスクエア・アルバム。どこかの海、どこかの山、どこかの夏。思い出と幻想がひとつになって生まれた「Summer Frame」全15フレームを、どうぞごゆるりとお楽しみ下さい。

 

 

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ハテナシ島に向かう船は、ゆっくりと波間を抜けてゆく。錆びかけたピンクの欄干に腕をかけ、顎を乗せて、これから降り立つその島の全景を一望する。思ったよりも大きいな。あの中央にそびえる山は、たしかキンキラ山だったか。なんでも土壌の成分が特殊で、太陽の光にきんきら輝くからキンキラ山。キンピラでもコンピラでもないらしい。

 

そんなことを思いつつ、リュックの脇に挿したペットボトルを引き抜き、ペリリと蓋を開け、冷たく澄んだ水を喉に入れる。さっき買ったばかりなのに、透明なボトルはもう汗をかいている。手を濡らしながら高く持ち上げると、朝日がボトルの中でキラリと輝いた。これぞキンキラ水。と、そのまま手首を返して、捕まえた光を海に還す。カンパイ。

 

もうすぐ波止場に着く。平らな海を分ける船が揺れる。今日は穏やか。今日は日曜日。ザカザカ歩く人の足音も、話す声さえ休日モード。両手でピンクの手摺りを掴んで、かかとを浮かせて甲板へ下ろす。トン、トンと柔らかい木の音が響く。トントン、トントン。来ましたよ、お邪魔しますよとご挨拶。ハテナシ島のキンキラ山の、あの頂上こそ夏の頂き。

 

 

 

 

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本日の一曲『 恋とは、どんなものか(コート・ダジュール)』

恋とは、どんなものか

恋とは、どんなものか

  • 宝塚歌劇団・一路真輝 & 紫 とも
  • J-Pop
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes

1993年の宝塚歌劇「ブルボンの封印」と共に上演されたショー「コート・ダジュール」の一曲。当時の宝塚歌劇団・雪組の男役トップは一路真輝さん。声量のある伸びやかな歌声が、当時の娘役トップ、紫ともさんの清楚で儚い歌声と合わさり、とても大人な雰囲気の歌に。南フランスの海辺、コート・ダジュールを舞台にしたこのショーは物語仕立てで、そこで織り成される人間模様がとても面白かった。雪組の方々の歌唱力がまた。

 

 

一路真輝さんの女形「雪之丞変化」↓↓

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