コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

セブンイレブンのカップ麺「蒙古タンメン中本(辛旨味噌)」

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トーキョーが外国語のように聞こえる田舎で暮らしている。そんなのどかな地方の人間が、都会にある飲食店の食べものに出会う機会はまずまず少ない。元々食通でもないし、たとえばセブン-イレブンで「蒙古タンメン中本」と書かれたカップ麺を見つけても、なんだこれ?となるのがラッコの日頃の反応である。

 

ただ今回は違う。違ったのだ。このカップ麺がコンビニの棚に並んでいるのを見た時、はっ!これはあのお店のじゃないか!と、行ったこともないのに知ってる店っぽく反応した。なぜか。それは以前、マツコ・デラックスさんの番組で観たことがあったから。たしか早見あかりさん主演のドラマ「ラーメン大好き小泉さん」でも観た。そして、佐藤二朗さん主演のドラマ「めしばな刑事タチバナ」でも。

 

 

食べものの番組ばかり見ているのは置いといて、これだけ目にすればいい加減覚える。関東圏にある、辛いラーメン(タンメン?)を出している店。「北極ラーメン」というのが激辛で、スープの色はとてつもなく赤い。蒙古タンメン中本をこよなく愛する人々は、激辛のラーメンを週に何度も食べるとか。辛さがクセになる気持ちは何となく分かるが、そこまで愛が深いのもスゴい話。たぶん辛さだけではない魅力があるのだろう。

 

蒙古タンメン中本のウェブサイトによると、開店は昭和43年。本店は東京都板橋区にあり、今の店主さんは二代目にあたるようだ。カップ麺「蒙古タンメン中本」は、日清食品とセブン-イレブンとの共同開発で、2008年の11月に発売されたらしい(日清HP)。え?2008年?とわが目を疑った。今は2018年。なんと10年も前の話じゃないか。現在のものが同じカップ麺かは分からないが、一周回って新しい、ということにして、実食! 

 

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外側の透明フィルムを剥がし、蓋の上にくっついた辛味オイルを外したら、内容量118g(めん80g)の大きめカップの蓋を真ん中までペリリと開封。あ、店主さん出て来た。写真では辛味オイルで隠れてしまった所に店主さんの顔写真。そして横にはメッセージと店舗案内が書かれている。なんでも「辛旨ラーメン日本一」と「全国制覇」を目指していて、お店は2017年時点で20店舗近く存在するらしい。いつかはわが町にも?

 

開けた途端に辛味のありそうな匂い。麺の上には、フリーズドライであろう豆腐と野菜と赤い粉。かやくの記載には「キャベツ、豆腐、味付豚肉、人参、キクラゲ」とある。公式サイトで見る「蒙古タンメン」には、麻婆豆腐と野菜がどっさり乗っている感じなので、それのカップ麺版の具なのだろうと思う。では、内側の線まで熱湯を注いで5分待つ。

 

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よし、5分経った!蓋を完全に外すと、粉末スープの下に隠れていた麺が露わに。割と太麺で、少し平たい。スープは思ったより赤くなく、匂いはどこか海鮮風で、ちょっと辛そう。具は5分ですっかりそれらしくなっている。ここで付属の小袋、辛味オイルを入れてみる。おわ、こっちは赤っ!そうか、これが名前通り辛味の素なのか、と理解した。ラッコの辛さ耐性は「中の上」くらい。このラーメン、どれほど辛いものなのだろう。。

 

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実食は同居人のなまこさんと半分ずつ。なので写真のスープカップの中身は、カップ麺の半分の量になっている。一人当たりの麺は40gな訳だが、それでも結構な量があるものだ。というか、辛味ソースを混ぜ込んだら、スープは相当赤かった。うわ~、これ絶対辛いよ、と思いながら、蒙古タンメン、いただきます。

 

まずはスープをズズイと。あ、美味しい。これ美味しい。まさに旨辛、じゃなくて辛旨?香辛料の辛さとスープの甘さが丁度良く、旨味もある。辛さ耐性「中の上」な人間からして、少々辛いながらも味わって食べられる辛麺。先ほど匂いが「海鮮風」と書いたのに反して、材料に魚介系の記載はどこにも無かった。けれど、個人的にはどうもシーフードヌードルに近い感じがする。旨味がしっかりしているからかもしれない。

 

この豆腐スープもあった↓↓

 

味噌の風味ももちろんあり、それが豆腐と合わさってチゲっぽい(ここは麻婆豆腐と言うところだろうか)。そうそう、豆腐の食感がむっちりしていたのが面白かった。麺もむちむち。辛いスープと絡んで食べやすい。野菜は大きく膨らんで、全体的にラーメンを食べてる感があって良かった。辛いばかりではなく、ちゃんと味わえて最後まで美味しく食べられる。それが蒙古タンメン中本、辛旨味噌カップ麺だった。

 

「辛さの中に旨みあり」実際の店舗にたどり着くのはまだ先になりそうだが、味の触りをカップ麺で手軽に楽しませてもらえた。食べた後は、なまこさんと二人、額に汗して体も温まった。たまにこうして辛いものを食べると元気が出るので、ひと汗かきたい時はこのカップ麺を買って食べたいと思う。また食べたいと思える味で嬉しかった。いつかお店で食べたら、本物の辛さにひっくり返るかもしれない。北極ラーメンはたぶん無理。

 

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なまことラッコによる、イラストとコトバのコラボ企画。こちらは辛さもなく、どちらかと言うとまろっとした味。まかふしぎな人々、芸達者な爬虫類、夏の風景、和風ネコ、見てないスケッチなど、いろいろ置いてます。