コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

「マヨネーズ」はフランス語かと訊かれたもので。

Dijon-Porte-Guillaume

 

「『マヨネーズ』って、フランス語?」と同居人のなまこさんに尋ねられた。マヨネーズ。響きはとてもフランス語っぽい。どの辺が「ぽい」のかと言うと、終わりの「ネーズ」の部分。これはフランス語の形容詞(女性形)によくある音なのだ。それにラッコは、この「マヨネーズ」という言葉はフランス語由来だと、どこかで聞いた覚えがあった。

 

「うん、たぶんフランス語だと思うよ」となまこさんに答えて、今の形容詞の話を付け加えた。たとえば「日本の」を意味する形容詞は「ジャポネ」。フランス語の形容詞は名詞の後ろに置くのが基本なので「日本の酒」は「サケ・ジャポネ」となる。一方「日本のビール」と言うなら「ビエール・ジャポネーズ」となる。「ジャポネ」と「ジャポネーズ」。なぜ形容詞は二つあるのか?

 

そもそも、フランス語の名詞には「男性名詞」と「女性名詞」がある。「酒」は「男性名詞」で、「ビール」は「女性名詞」。名詞を飾る役目の「形容詞」は、対象となる名詞に合わせて「男性形」と「女性形」に変化する。だから「日本の」という形容詞は二つあり、「サケ(男)・ジャポネ(男)」「ビエール(女)・ジャポネーズ(女)」になる。

 

 

この文法的な解釈で行くと、「マヨネーズ」もまた、元は「女性名詞」に対する「形容詞(女性形)」ということになる、はず。その女性名詞は、おそらく「ソース」だと思われる。マヨネーズ - Wikipediaに、元の名前はスペイン語の「salsa de Mahón (マオンのソース)」だったとある。フランス語の「ソース」は「女性名詞」。だから「マオンの」という形容詞も「女性形」になり「ソース・マヨネーズ(マオンのソース)」となる。

 

ん?ちょっと待った。マオンは土地の名前らしいが、「マオン」がどこで「マヨン」になった?どうもマヨネーズの語源には諸説あるらしく、「マオン」でなくて「マヨルカ島」だったとか、出処がはっきりしないようだ。単に「マオ」が訛って「マヨ」になったのか、マヨルカマヨネーズ説が正しいのか、答えは歴史の向こう側に。。

 

まぁとにかく、最終的に「ソース・マヨネーズ」の「ソース」が省略されて、「マヨネーズ」と呼ばれるようになったのだろう。ふぅ、長き道のり。なまこさんに尋ねられて、テキトーに「だと思うよー」なんて言ってみたものの、自分でもちょっと気になったので、考えたり調べたりしてみた。最終的に「語源は諸説」な訳だが、「マヨネーズ」という言葉はフランス語で間違いない。です、なまこさん。

 

 

今日の記事のトップ写真は、フランスのディジョンにある凱旋門の写真。ディジョンと言えば、ワインで有名なブルゴーニュ地方の都市であり、ラッコは語学学校の授業で「マスタード」が特産品だと習った。「マイユ」のマスタードなどは日本でも手軽に買えて、味も上品で美味しい。なまこ家ではペースト状の「ディジョンマスタード」より「種入りマスタード」を好んで使っている。サンドイッチにサラダ、ソーセージにも合う。

 

上に載せた「ディジョネーズ」は、そのマスタードとマヨネーズを合わせたものらしい。ここでの「ディジョネーズ」は「ディジョンの」という形容詞ではなく「ディジョン+マヨネーズ」で「ディジョネーズ!」みたいなことだろうか。日本の調味料「醤油」と「マヨネーズ」を合わせると「ニッポネーズ!」的な。ラッコはこの「ニッポネーズ」でキュウリを食べるのが好きだ。

 

そうそう、なまこさんの質問はもうひとつ続いた。ところで『オヨネーズ』はフランス語なのか、と。ご存知だろうか、オヨネーズ。東北弁のステキなデュエットソング「麦畑」を歌った男女デュオの名前である。「おらと一緒に暮らすのは『およね』おめえだと~♪」のオヨネーズ。物知りのWikiさまにお尋ねすると「マヨネーズとは無関係」とあった。なまこさん、ラッコに訊くより早い解決法がありました。ウィキ見て。

 

ドライブ中、麦畑や稲穂の実った田んぼを見ると、なまこさんがひとりでに歌い出す曲「麦畑」。何度か聴いていたら、一緒にデュエット出来るようになった。 iTunesに見当たらず、直にお聞かせできなくて残念だが、麦畑の恋を歌った可愛らしい曲なのだ。「鎌を持つ手も震えてる」らしいので、収穫作業はぜひ気をつけていただきたい。これ、車を転がしながら誰かと歌うとホントに楽しいですよ。

 

俺ら東京さ行ぐだ

俺ら東京さ行ぐだ

  • 吉幾三
  • 演歌
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

東北弁つながりで、吉幾三さんの「俺ら東京さ行ぐだ」。なまこさんが自分のブログで書いていたとおり、わが家は「テレビも無ェ ラジオも無ェ」のスッキリ状態。田舎なのでバスの本数も少ない。東京でベコを飼いたいとは思わないけれど、前回東京に行った時に楽しかった場所は、吉祥寺のハモニカ横丁とジブリ美術館。今度は「江戸東京たてもの園」に行ってみたい。

 

なまこ家の「テレビも無ェ」な話↓↓

www.namako.blue