コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

鶏肉と豚バラ肉の串焼き、焼鳥はいと楽しきものなり。

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焼鳥は外で食べるものだと思っていた。いや、庭先でバーベキューとかそういう意味ではなく、焼鳥は外食で焼鳥屋に行って食べるものだと思っていた。なぜか。ひとつは、焼鳥は炭火でなければ美味しくないと信じていたからだ。そしてもうひとつは、焼鳥は家で出来るという発想が、ラッコの頭の中に存在しなかったからだ。

 

2月の上旬に串団子を作った。こんがり焼き色の付いた醤油団子はとても美味で、団子に刺さった串はとても長かった。そう、あの時使ったのは団子用の串ではなく、焼鳥用の長くて太い竹串だったのだ。竹串を買ったのは、とある工作で文房具として使うため。まさか団子を刺したり鶏肉を刺したりすることになるとは、ゆめゆめ考えていなかった。

 

余った竹串の有効活用、第2弾が焼鳥ということになる。一番妥当であろう使い道が団子に遅れてやって来た訳だ。それもこれも、冷凍庫に鶏もも肉と豚バラ肉が偶然揃っていたおかげであり、同居人のなまこさんが「串焼きにしてみる?」と打診してくれたおかげである。ラッコは海の波に乗るのと同じく、面白そうな提案に乗っかるのも得意としている。

 

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家で焼鳥をするとなると、それこそ庭で炭火か、卓上の焼鳥器か、ガスコンロの魚焼きグリルを使うかになるだろう。わが家にはバーベキューセットや焼鳥器はないので、魚焼きグリルを使って焼鳥を作ることにした。準備は簡単。鶏もも肉と豚バラ肉を食べやすい大きさに切り、それぞれ串に刺したら出来上がり。グリルの狭さを考えて本数は少なめに。

 

出来れば一度に焼きたいと、二人で知恵を絞ってパズルよろしく組み合わせてみたものの、グリルの区画は思ったより小さく、やはり竹串は長かった。どうやら鶏肉と豚肉の2回に分けて焼くしかなさそうだった。そしてパズル中に気がついた串の余り部分の長さ。このまま焼いたら焦げる可能性大だと、持ち手にはアルミホイルを巻くことにした。

 

まずは火の通りにくい鶏肉の串からグリルに並べる。並べたら上から塩コショウを振りかけ、中火くらいで火をつける。しばらくするとチリチリ焼ける音がして、焼鳥らしい良い匂いが辺りに漂い始める。グリルを開けて焼き具合を確かめると、鶏皮はパリッとなり、薄いピンクの鶏肉は、きれいなキツネ色に変わっていた。裏面も同じように塩コショウをして、キツネ色になるまで焼き上げる。

 

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熱いうちに食べようとひとまず座って、鶏の串焼きを頂いた。アルミホイルの串を持ち、パクッと鶏肉を頬張る。おっ、これは、、焼鳥だ! ラッコ、焼鳥を食べて焼鳥であることに驚く。なにせ「家で焼鳥って出来るの?」レベルからスタートしたので、出来上がったものがあまりに焼鳥で驚いたのだ。

 

グリルで焼いた鶏肉は適度に引き締まり、残った旨味を塩が引き立てていた。炭火の香ばしさとはまた違う、すっきり焼けた鶏の香ばしさがある。もう少し緩く焼いても柔らかくて良さそうだが、今回のパリッとした感じも焼鳥らしく、お供のビールととても合っていた。

 

ひと段落ついたところで豚バラ串を焼く。こちらは素早く焼けるので、焦げないよう注意しておく必要があった。その甲斐あってか丁度良く焼けた豚バラ串は、肉の甘みがしっかり感じられる、とてもジューシーな仕上がりだった。もちろんビールは進み、串は進む。旨い美味いと夜は更けゆく。

 

 

味付けに使った塩こしょうは、わが家の定番とも言えるダイショーの味塩こしょう。黒胡椒が粗挽きなのと、ガーリックが利いているところが気に入っている。塩振りの上手ななまこさんが、高い位置からパラパラとお肉に振りかけて均一に味付けしていた。手首のスナップがポイントのようだが、ラッコはその辺あまり微調整がきかない。

 

焼鳥といえば、ねぎまにつくね、ぼんじり、砂肝、ハツ、レバーなど、魅力的な焼き物がたくさんある。段々と暖かくなるこれからの季節、もし都合よく七輪なぞ手に入れることがあれば、一度にいろんな種類の焼鳥ができて楽しいだろうと夢は広がる。夜にチラチラと燃える炭の色を、久しぶりにゆっくり眺めたい。

 

 

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