コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

イチゴは赤く、春の大地とつながっている。

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ピカピカのイチゴをたくさん貰ったので、毎夜、なまこさんと食後のデザートに頂いている。イチゴは先端の方が甘い!となまこさんが言うので、どれどれとラッコもよく味わって食べてみる。うん、確かにヘタの方ではなく尖った先端の方が甘く感じる。

 

ネットで調べてみると、確かにイチゴは先端の方が甘いらしい。ぼんやりしているので今まで気づかずに食べていた。イチゴなる果物にあまり興味がなかったせいかもしれない。だからイチゴが果物的な野菜と分類されることも、赤い実は果実ではなく、種のような小さな粒々こそが果実であるということも知らなかった。

 

ではラッコが果実だと思って食べていたものは何なのか。この赤くて甘くてジューシーな部分は、花托(かたく)といって、小さな粒々の果実を育てるための栄養なのだそうだ。そして粒々の果実の中に入っているものがイチゴの種。なんと。ボタンの掛け違えみたいに一段ずれていた。

 

そんな勘違いだらけのイチゴの「栄養部分(花托)と果実と種子」を、ありがたくも丸ごと頂いていたのである。忘れっぽいのですぐに抜け落ちてしまいそうだが、この機に知ることができて良かった。イチゴの種と果実を育んでいる花托。それがラッコの肉体をも育み、元気にしてくれているのだ。

 

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一度、知り合いのイチゴ農園に伺ったことがある。そこで驚いたのが、イチゴの受粉をミツバチが担っているということだった。広いビニールハウスの中を飛ぶハチの羽音は、思ったより心地の良いものだった。このなんだかハイテクな時代に、イチゴとミツバチというアナログ感。一周回って新しいとはこの事である。

 

摘んで食べていいですよとイチゴ農家の方がおっしゃって下さったので、まだ茎と地面と繋がっているイチゴを摘んで食べてみた。へ??と思うほど、普段食べているイチゴとは印象が違った。甘くて酸味もあって美味しいのは普段のイチゴと同じ。ただ、摘んだばかりのイチゴは、草の緑と土の味がする。それはもう、新鮮で爽やかな、、

 

今まで大地に繋がっていましたと言わんばかりのイチゴ。実は赤いのに味はグリーンという不思議さ。爽やかな草原で深呼吸したような気持ちになる。そうか、摘みたての果物や採れたての野菜はこんなに違うものなのだと、自分の体で感じた出来事だった。

 

イチゴは置いておいても追熟はしないらしい。摘んだ時点から甘さは変わらず、鮮度が落ちていく。確かに個人的に見ても、イチゴは繊細で傷みやすい気がする。あのグリーンな味から始まって、摘み取った先からは時間との勝負。慌てそうになるが、ゆっくり落ち着いて、早いうちに食べなくては。

 

ヨーグルトとハチミツに混ぜたり、スライスしてアイスに乗せたり、色々な食べ方はあれど、ラッコはそのままかじるのが一番好きな食べ方だ。その実に蓄えられた水分を味わい、新鮮さを味わい、旬の喜びを味わう。イチゴの季節は冬から春。もうそんな時季が来たのかと、夜な夜な、いと赤き実をかじりつつ、暖かい春を待つ。

 

 

イチゴに関する同居人なまこさんの記事↓↓

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本日の一品 『 六花亭 ストロベリーチョコ ホワイト 』

先日の記事でも取り上げた、六花亭の美味しいホワイトチョコレートで、フリーズドライのイチゴを丸ごとコーティングしたお菓子。完熟イチゴをギュッと閉じ込めた甘酸っぱさと、ホワイトチョコのなめらかな甘さが合わさって、少々刺激的かつ上品な味がする。パッケージの春めいたイラストが優しい。

 

 

チョコレートに関するラッコの記事↓↓

www.racco.blue

 

チョコレートに関するなまこさんの記事↓↓

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今日は2月14日、バレンタインデー。

生きとし生ける全ての存在に幸がありますように。