コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

「今年のバレンタインは醤油団子で!」と思った話。

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街が、SNSが、百貨店が、スーパーが、百円均一が、バレンタインデーのチョコレート話で盛り上がっている。カレンダーがなくても外に行けば、だいたい今、季節のどの辺りにいるのかが分かるのが、便利なのか、何なのか。愛の守護聖人もびっくりの華々しさである。

 

贈りたい相手がいる人は、本番前のチョコレート作りに勤しんでいる頃だろう。ラッコは仲良しのなまこさんもいるし、仲良しのネコたちもいるしで、今のところチョコレートを手作りする予定はない。チョコを手作りしたことがないので、イベントに関係なく作ってみたいとは思っている。

 

さて、そんな手の空いた人間がごく最近手作りしたものといえば、もちもち美味しい、串に並んだ醤油団子。昨年の秋のお彼岸用の団子粉が半分残っていて、そろそろ使っておかなくてはと思っていた。それで特に何の日でもない休みの日に、同居人のなまこさんと楽しく串団子作りをした。

 

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だんごの粉に水を加えて捏ね、おのが耳たぶの柔らかさになったら分割して丸める。この「耳たぶの柔らかさ」を、自分の耳たぶで真面目に確認するとつい笑いが出るのはラッコだけだろうか。確かに耳たぶは柔らかい、が、比べたところで合っているかどうかはよく分からないまま終わる。

 

生地を分ける時は、まず全量を半分に分け、それをそれぞれまた半分に分け、更に半分に分け、更に、、としていくと、写真のような、ややばらつきのある適当な大きさになる。中までしっかり茹でられて、串に刺せて、各々の口に入りそうな大きさになればそれでいいのである。

 

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ぶくぶくと沸騰したお湯に丸めた生地を投げ込む。思いきりではなくソフトに。水を含んだ生地は一旦下に沈み、茹で上がれば自然と浮かんでくる。大玉の場合、中心まで火が通るよう、浮かんでから数分は茹でた方がいいようだ。茹でた団子は水に入れて粗熱を取る。ぷよぷよの丸いフォルムがなんとも可愛い。

 

中学生の頃、白玉粉を使った団子作りにはまった時期があった。水で捏ねて茹でるだけで簡単にできる団子が、作っていて楽しく、食べるのも好きだった。きな粉と砂糖を混ぜたもので味付けして出来立てを食べる。これはいいぞと、ある日一人で作りすぎ、危うく白玉が嫌いになりそうになった。白玉作りはぜひ人の居る時にしたい。

 

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粗熱が取れ、水から上げた団子の水気を更に取る。ちょうどキッチンペーパーを切らしていて、表面のツルツルした揚げもの用の敷き紙で代用した。上からも敷き紙で押さえて水気をオフ。いよいよ、串にささった団子3兄弟を作る時がやって来た。ラッコ的には串団子作りのメインイベントである。

 

いざ3兄弟、と思ったら、串が長すぎて4兄弟になった。というのもこの竹串、まごう事なき「焼き鳥用」の竹串なのだ。大きめの団子を4つ並べてもまだ余るほどに長い。この間、家に爪楊枝がなかったので、この竹串で歯のすき間をシーハーしたところ、誤って歯茎を刺して負傷した。爪楊枝としても、団子の串としても少し長すぎたようだ。

 

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串団子をフライパンで焼いていく。焼き目をつけながら串を回し、全面を焼くようにしてみた。団子が1個余ったので爪楊枝刺しに。回す時に手を火傷しないよう注意が必要だ。普通のお餅を焼いた時と同じく、団子の表面がプクプク香ばしく焼けていく。火加減は中火くらい。きっとこの時点で食べても美味しい。

 

お餅や団子の魅力は、ラッコにとっては、お米の味ともちもちの弾力。特に串団子となると、ちっちゃくて丸い形、その柔らかさも相まって、食べている間、愛おしい気持ちになる食べものである。みたらし、醤油、きな粉、三色団子、時には餡。どれもいい。とりわけ甘党ではないが、団子は「柔らかもの」で別枠だ。

 

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団子作りに話を戻すと、両面、あるいは全面を焼き終わったら、団子に醤油をつけながら焼く。まず、平たい皿に醤油を適量敷いておく。うちでは冒頭の写真の四角い平皿を使った。団子の串を持ち、醤油を敷いたお皿の上でコロコロ回して、色が付いたらフライパンに戻し、また回しながら焼く。これを2、3回繰り返す。

 

全ての串を次々と、同じように付け焼きしていく。醤油をつけてからは忙しく焦げやすいので弱火にして焼いた。醤油をつける係と焼く係に分かれ、二人とも自分の担当作業に集中する。ラッコは醤油係で、串を持ち、先頭の団子に軽く指を当て、せっせと醤油を回し付けた。最後に余った醤油をフライパンに入れて焼きしめたら、醤油団子の出来上がり。

 

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もちゃもちゃと心ゆくまで団子を頬張る。素朴な米の甘さ、醤油の香ばしい匂い。海苔を巻いてもまた美味しい。外の焼けた感じと生地の柔らかさも絶妙。そうか、串団子は家でも作れるものだったのかと、今更ながら驚く。家で淹れたコーヒーに、家で作った串団子。こんなに贅沢なことはない。

 

爪楊枝に刺した団子は「かみさま」の分。わが家では、お酒やコーヒーや作ったものの一部を、かみさまの分としてお供えする。お供えといっても堅苦しいものではなく、我々の食事の横にちょこんと出して、食事が終わったら自分たちで食べる。どなたに出しているのかよく分かってないのだが、なんとなく、かみさまのみなさまに。串団子、ご堪能いただけただろうか。

 

あまりに団子が美味しかったので、ラッコはバレンタインデーにやりとりするなら醤油団子でもいい気がしてきた。いや、むしろ醤油団子がいい。ただチョコレートも好きなので、この時期、お店に並ぶチョコレートを眺めるのは楽しいし、貰えたら嬉しい。もし自分に買うことがあれば、2月14日は、なまこさんはもちろん、かみさま並びに聖バレンタインと、チョコをシェアさせていただこう。これが友チョコ?

 

本日の一品 『 ロッテ ガーナリップル 』

日常で食べるなら、ガーナミルクチョコレート。甘く濃い味がコーヒーとよく合う。先日、ガーナミルクチョコレートの板タイプを買った。パキパキ割るための親切な「くぼみ」があるにも関わらず、ラッコの割ったものは全部斜めだった。そういう訳で、最初から1個ずつになっているリップルが食べやすい。口の中でゆっくり溶けてゆく。

 

 

秋分の日に手作りした彼岸団子の記事↓↓

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バレンタインデーは結局こんな感じに↓↓

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