コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

月桂樹(ローリエ)の枝から、ドライハーブを収穫する。

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月桂樹と言えば冠のイメージがある。神話の登場人物が頭に被っていそうな、いわゆる月桂冠というやつだ。そういえば今年の正月の日本酒は月桂冠だったと思い出し、カレンダーを見れば1月ももう下旬。早いものだと言っている間に1年が過ぎてしまう気がする。

 

そんな2月も迫る折に、枝付きのまま乾燥させた月桂樹の葉を母から貰った。まさかこれで冠を作れと言うのでもあるまい。月桂樹なら頭に載せるイメージでも、ローリエと呼べば煮込み料理やトマトソースが思い浮かぶ。洋食に華を添える香り高きローリエ。ラッコは早速枝から収穫することにした。

 

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収穫と言っても、葉はすでにしっかり乾燥させたもの。どのくらい干していたのだろう。薄くパリパリに乾いた葉は、力を入れたら割れてしまいそうだ。80センチはある立派な枝の下の方から、順番に葉を外していくことにした。

 

それにしても枝ごととはワイルドな干し方。そもそもどうやって乾燥させるものなのか知らないが、こうして枝付きで手渡されると、葉っぱだけを貰う時より「おぉすごいな」と新鮮でダイナミックな印象を受ける。

 

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葉は付け根を枝に対して下向きに折るだけでパキッと外れた。きちんと乾燥している証拠なのだろう。この日は晴天だったので、庭先で椅子に座って、太陽を背に収穫作業をしていた。風もなく静かな休日。鳥の声だけが聞こえてとても気分が良かった。

 

育ち盛りの枝先の方が、小さな葉が密集していた。割れないように注意しながら1枚ずつ外す。虫食いの跡があるものや他と色が違うものは省き、全て採り終えたら、乾いた新しい布で葉の裏表を拭いた。

 

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枝1本から採れたローリエの葉。これだけ使おうと思ったら結構時間もかかるし、ポトフやパスタやマリネを作り放題だ。摘み終えた葉を両手ですくい、匂いを嗅いでウフフとほくそ笑むラッコ。丸まった背中は小さく揺れていたに違いない。

 

実はこの枝の他に、これよりざっくり干したという枝を2本貰っていた。そちらの葉も全て外し、予備軍として別に保存することにした。確かに少し枯れた色をしているので、料理よりも、お風呂に入れて香りを楽しむのに良いかもしれない。

 

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わが家では、ローリエは蓋がきっちり閉まる瓶に入れて保存する。写真の瓶は、元は海外のフルーツ飴が入っていたもの。丈夫で形も好みなので気に入って使っている。今回のひと枝分が丁度良く収まった。残りのふた枝分はまとめてジップロックに入れた。

 

以前、レモンタイムやローズマリー、バジル、セージ、オレガノなどのハーブを育てていた。伸びた芽を収穫してドライハーブにしたり、そのまま料理に使ったり、どれも本当に香りが良かった。ローリエの収穫をしていたら、ハーブと過ごした時間を懐かしく思い出した。

 

今はネコとの共同生活優先で、なかなか外の鉢植えを育てる所まで気持ちが行かないけれど、そのうち家が変わり土地が変わるなどしたら、気分も変わって、また何か育ててみたいと思うかもしれない。あるいは突然思い立つことがあるかもしれない。ラッコの思いつき。こればかりはいつどうなることやら。

 

本日の一品 『 カベンディッシュ キャンディージャー 300g 』

ローリエを入れた瓶は、この「カベンディッシュ&ハーベイ」のキャンディ瓶。パッケージデザインが違うのは、うちの瓶が古いものだからだろう。ドイツ産のキャンディで、カラフルな色をした、フルーツ形の夢のあるお菓子。味も不自然ではなく美味しい。フルーツ飴を頬張りつつ瓶を眺めていると、ノスタルジックな気持ちになる。