コンブにラッコ。

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つい何度も見たくなる、ほのぼの系アニメ5選。

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わが家の茶白ネコ、コブさんが、窓辺で気持ち良さそうに眠っている。「ほのぼの」とは「ほんのり心温まること」を表す言葉らしいのだが、もしかすると、こういう光景を見た時の、ほっこりするような気持ちを指しているのかもしれない。

 

さて、ラッコの使わせてもらっているブログサービス「はてなブログ」から、毎週出題されている「今週のお題」。今回は「2017年に観たイチ推し「映画」「ドラマ」「アニメ」」らしいので、ラッコが観たアニメの中から「つい何度も見たくなる、ほのぼの系アニメ」を5作品、順不同でご紹介する。

 

月刊少女野崎くん

原作:椿いづみ / 監督:山﨑みつえ / シリーズ構成・脚本:中村能子 / キャラクターデザイン・総作画監督:谷口淳一郎 / アニメーション制作:動画工房 / キャスト:中村悠一、小澤亜李、岡本信彦、沢城みゆき 他

 

作品紹介

原作は、WEBマガジン「ガンガンONLINE(スクウェアエニックス)」で連載されている、椿いづみによる4コマ漫画「月刊少女野崎くん」。読み方は「げっかんしょうじょ のざきくん」。2014年7月から、テレビアニメとして、全12話で放送された。

ほんのあらすじ

少女漫画家の男子高校生「野崎梅太郎」と、彼に恋する女子高校生「佐倉千代」を中心とした学園コメディー。恋心を告白したはずの千代ちゃんは、なぜか野崎くんの「漫画のファン」で「アシスタント」という立場になり。。

見どころ

見始めは「あ、少女漫画のアニメ化で、恋愛話なのかな」と思うのだが、ストーリーが進むにつれ、野崎くんの漫画の周りに集まる学生たちや大人たちの、すれ違いコント、勘違いコントのような様相を帯びてくるのが面白い。皆、ツッコミに回るとツッコミ上手である。

 

きっと「漫画家あるある」なんだろうなと思われるネタが随所に盛り込まれていて、知らない業界の一面を、軽く明るい学生目線から見ることができる。野崎くんの描いている少女漫画「恋しよっ♡」に出て来るキャラクターが、現実の人間たち(漫画内の)からエッセンスを貰っている所も、漫画家あるあるなのかもしれない。

 

アニメのテンポは基本的にのんびりしていて、キャラクターたちは、のどかで朗らかな学園生活を送っている。恋の要素はありつつも、軽妙な言葉のやりとりや、話の意外なオチの方に、ふふふと笑わされる。おなじみの登場人物たちのトゲのない人間関係。あれこれと思い煩うことなく安心して見ていられる。

 

www.nozakikun.tv

 

田中くんはいつもけだるげ

原作:ウダノゾミ / 監督:川面真也 / シリーズ構成:面出明美 / キャラクターデザイン:飯塚晴子 / アニメーション制作:シルバーリンク / キャスト:小野賢章、細谷佳正 他

 

作品紹介

原作は、WEBマガジン「ガンガンONLINE(スクウェアエニックス)」で連載されている、ウダノゾミによる漫画「田中くんはいつもけだるげ」。2016年4月から、テレビアニメとして、全12話で放送された。

ほんのあらすじ

主人公は、平和な学生生活をこよなく愛する、いつもけだるげな男子高校生「田中」くん。少しコワモテの優しい友人「太田」くんに日常を支えられながら、田中くんはマイペースに、日々脱力しつつ生きている、のだが、、平穏を乱す出来事は、たまにあちらからやって来る。

見どころ

晴れた日は、心地良い木陰で緑や風を感じたい。そんな誰もが感じるような気持ちを、学校内であろうと、そのまま行動に移してしまえる田中くん。いかに脱力して過ごすかを研究することには、なかなか熱心な人物であるらしい。田中くんの「けだるさ追求」がひとつの見どころと言える。

 

太田くん。この人なくしては、田中くんの日常は進まない。大柄な見た目に反して細やかで、奥さんやお母さん並みに田中くんの世話を焼いている。その鋭くも温かい眼差しとフラットな態度、落ち着いた物腰は、時にお父さんのようでもある。太田くんの懐は、とても広い。

 

全体的に色合いが柔らかく、主な登場人物、ストーリーの穏やかさが心に優しいアニメ。印象的なエピソードは、第10話のプールの話。田中くんは水に浮く「浮きプロ」と呼ばれるのだが、個人的にラッコとして、とても共感の出来る姿である。あの力の抜け具合、見習いたい。

 

tanakakun.tv

 

有頂天家族

原作:森見登美彦 / 監督:吉原正行 / シリーズ構成: 菅正太郎 / キャラクター原案:久米田康治 / アニメーション制作:P.A.WORKS / キャスト:櫻井孝宏、諏訪部順一、能登麻美子 他

 

作品紹介

原作は、森見登美彦による小説「有頂天家族」。アニメ第1期にあたる本作は、3部作を予定している小説シリーズの第1部(1巻)を映像化したもの。2013年7月から、テレビアニメとして、全13話で放送された。2017年4月には、小説の第2部「有頂天家族 二代目の帰朝」が、アニメ第2期「有頂天家族2」として映像化され、全12話で放送された。タイトルの読みは「うちょうてん かぞく」。

ほんのあらすじ

京都は下鴨神社。その森に住まうのは、狸(タヌキ)一家の下鴨家。四兄弟の三番目「矢三郎」は、化けの皮が厚く、人間と天狗と狸たちの間で飄々と生きている。人間に狸鍋にされてしまった父「総一郎」の死の真相が、狸たちのドタバタ劇を挟みながら、物語を通して明らかになってゆく。

見どころ

原作の小説の世界を、美しく抒情的に、コミカルに映像化していて、とても見ごたえがある。言葉の完成度が高く、台詞を聞いていて耳に心地よいアニメ。「さよなら絶望先生」や「かくしごと」の漫画家・久米田康治原案というキャラクターたちは、シンプルなラインの中に、温かみと愛らしさがある。

 

天狗の力を持った人間の女性「弁天」、かつての大天狗「赤玉先生(如意ヶ嶽薬師坊)」という、一癖も二癖もある「鼻の高い」二人に翻弄されながらも、彼らとのやりとりを、どこか楽しんでいる矢三郎。「面白きことは良きことなり!」父・総一郎から受け継いだ「阿呆の血」を持つ狸の在りように、こちらも時折、胸がすく。

 

人の姿に化け、人の言葉を話し、人間世界を渡り歩く狸たち。けれどひとつ間違えば、人間に狸鍋にされる危険と隣り合わせ。「金曜倶楽部」に狙われる狸の立場から世界を見ていると、こちらも人間ながらハラハラさせられる。阿呆とシリアスとほのぼのが横行する、ひと言では言い表せない作品。

 

uchoten-anime.com

 

はたらく魔王さま!

原作:和ヶ原聡司 / 原作イラスト:029 / 監督:細田直人 / シリーズ構成:横谷昌宏 / キャラクターデザイン:碇谷敦 / アニメーション制作:WHITE FOX / キャスト:逢坂良太、日笠陽子 他

 

作品紹介

原作は「電撃文庫(アスキー・メディアワークス)」から刊行されている、和ヶ原聡司によるライトノベル「はたらく魔王さま!」。イラストは 029(おにく)。 2013年4月から、テレビアニメとして、全13話で放送された。

ほんのあらすじ

異世界の大陸「エンテ・イスラ」への侵攻に苦戦した「魔王サタン」は、腹心の部下「アルシエル」を従えて、ゲートを抜け、全くの別世界に降り立った。着いた先は「ニッポン」の「トーキョー」。魔王サタンは態勢を立て直すべく、日本の地で「真奥貞夫(まおうさだお)」として暮らし始める。その頃、エンテ・イスラで魔王を追い詰めた「勇者エミリア」もまた、彼を追って東京にやって来ていた。

見どころ

そもそも主人公の設定が面白い。地球の人間が異世界へ行く物語ではなく、異世界の存在たち(しかも魔王や勇者といった古風な存在)が、現代の東京で暮らす物語なのだ。彼らにとっては、地球こそが異世界。その場所でイチからスタートし、徐々に生活に適応していく魔王サタン。幕開けの映像からの温度差に、まずは笑う。

 

敵同士である筈の魔王と勇者。しかし言ってみれば、未知の世界に降り立った、同じ世界の出身者。その共通項があるからか、異世界での同じ苦労があるからか、二人の掛け合いが、妙に息が合っていて、見ていて飽きない。台詞それ自体と、声優の方々の演技が巧み。

 

人柄が良く、気も利いて、生活感のある魔王さま。強がりで、感情的で、割と口の悪い勇者。生真面目な悪魔アルシエルに、ニートな悪魔ルシフェルなど、ファンタジー的なイメージを覆すキャラクターが次々と登場する。戦いメインというより生活メインの、壮大なようで慎ましいお話。

 

maousama.jp

 

しろくまカフェ

原作:ヒガアロハ / 監督: 増原光幸 / シリーズ構成:細川徹 / キャラクターデザイン:髙野綾 / アニメーション制作:studioぴえろ / キャスト:櫻井孝宏、福山潤、神谷浩史、中村悠一 他

 

作品紹介

原作は、ヒガアロハによる漫画「しろくまカフェ」。 2012年4月から、テレビアニメとして、全50話で放送された。

ほんのあらすじ

パンダの「パンダくん」は、ある日、家の近くでステキなカフェを見つける。その名は「しろくまカフェ」。マスターの「シロクマくん」は、クールで、ダジャレ好き。「ペンギンさん」や「グリズリーさん」、人間の「笹子さん」など、しろくまカフェに集まる動物たちと人々の、ほのぼの、おっとりとした時間。

見どころ 

映像を見て最初に目に付くのは、主な登場人物である動物たちの、フォルムのリアルさ。 名前もそのままながら、シロクマくんは白くま、パンダくんはパンダ、ペンギンさんはコウテイペンギン以外の何者でもない。しかし彼らがしゃべり、動くと、自然とふわふわな空気が生まれるから不思議だ。

 

もうひとつ不思議なことは、人間の世界と動物たちの世界が、当たり前のようにひとつになっていること。白くまが経営するカフェで人間と動物がお茶をしていようが、パンダが動物園でバイトをしていようが、野球や花見をしていようが、誰も気にしない。よく考えるとすごい世界である。

 

エンディングテーマと次回予告にも注目したい。各キャラクターの性格、ストーリーを反映した歌の数々はどれも楽しい。個人的には、ペンギンさんの恋の歌「ぞっこん!ペン子さん」が可愛らしく、歌いたくなる一曲。次回予告は、予告する気があるのかないのか、メインキャラクターたちの自由なおしゃべりに思わず笑ってしまう。

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

まとめ

ラッコの思う「ほのぼの系アニメ」はこんな感じである。イチ推しとは、本来ひとつに決めるものなのかもしれないが、ひとつは選びきれないし、好きなものは全て横並びで素敵な作品たちだ。

 

記事内では、内容が分かりにくくなるのを避ける為、作り手の方々の敬称は全て省略させていただいた。膨大な時間と労力と心意気が必要な、漫画やアニメーション、いつも楽しく拝見させてもらっている。

 

 

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