コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

名月待たずして、手作りギョーザに舌鼓。

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中秋の名月にはギョーザを作って食べたい、と、ホッピーの記事の中で書いた。そう書いたのだから、名月(10月4日)まで待てばよいものを、どうしたことか、あっという間に作って食べてしまった。

 

ギョーザ、ぎょうざ、餃子。ラッコにとっては、餃子と言えば「焼き餃子」だ。熱々のパリッとした皮と、香り高い餡と、爽やかなお酢との兼ね合いを楽しむ料理。普段は、冷凍や生の餃子を買って来て、焼いて食べるのだが、ドラマ「侠飯~おとこめし~」で手作りを見たせいか、ラッコも久しぶりに自分で作って食べたくなった。

 

餃子の餡を皮で包む。このシンプルな作業が好きだ。めんどくさがりなので、皮までは作らない。今回も、皮は市販のものを購入し、餡を作るところから始めた。キャベツ、ニラ、ニンニク、生姜、豚ひき肉、調味料、胡麻油などをしっかり混ぜたら、皮の半円に水を付けながら包む。何も考えず、ひたすら包む時間が楽しい。

 

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餃子を焼く。この作業も好きだ。熱したフライパンに油を引いて、くっつかないよう並べた餃子に少し焼き目をつける。焼き目がついたら上から水をかけ、蓋をして、水気がなくなるまで蒸し焼きに。餃子がパリパリ言い始めたら、蓋を開け、油を回しかけて焼きしめる。さまざまなタイミングを見計らうのが楽しい。

 

刻んで混ぜて包んで焼いて食べる。その一連の流れが愛しい料理。作ることに比べれば食べるのは一瞬でも、食べる瞬間に何より喜びがある。グルメではないけれど、自分で作るざっくりした料理も美味しくいただく。好き嫌いなく幅広く食べられて幸せな舌だ。

 

餃子が好きな理由のひとつとして、お酢につけて食べる料理ということがある。魚の南蛮漬け、酢の物、鶏のさっぱり煮など、お酢を使った料理はどれも美味しく感じる。お酢には疲労回復効果があると聞くので、何に疲れているのかは知らないが、自然と体が求めるのだろうか。単に味が好きなだけのような気もする。

 

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酢醤油に餃子をつけて食べる。このオーソドックスな食べ方に加えて、今回は、酢と胡椒を混ぜたつけダレも用意した。ドラマや漫画で何度か見かけたことがあり、一度はやってみたいと思っていたのだ。さてどんなものか。おそるおそる口に入れたところ、おお!こりゃいいじゃないかと、その相性の良さに驚いた。酢と胡椒で、なんだか味がスッキリハッキリとする。

 

今まで、お酢に醤油が入っているから美味しいのだと思っていた。しかし実際は、醤油に酢が入っているから美味しいのではないか。あくまで「お酢好き」の人間の感想なので、アテになさってはいけない。けれど、餃子に対する酢の重要度はかなり高いような気がする。旨味のある餡とお酢、香ばしい皮とお酢、刺激的でとても良い関係だと「お酢好き」のラッコは思う。

 

焼きたての餃子にビール、残ったタネを丸めて入れたお味噌汁で、心満たされる夕食だった。料理のレパートリーは、おそらく同居人のなまこさんの方が多いが、餃子や炒飯、パスタやスープなど、自分の作りたいものを作ると、美味しいと喜んでもらえるので嬉しい。一緒に味わってくれる人の存在は、当たり前のようで特別なことだ。

 

名月が来る前に餃子を食べてしまった。では、当日には一体何を食べればいいのだろう。いやいや、餃子と名月、全然つながりないから、と、まず自分にツッコミを入れておこう。その日は月を愛でる日ですよ、と教えてあげよう。でもまぁ、月に団子を供える文化圏、最後は何でも、ありがたくいただく、ということで。

 

本日の一品 『 かどや 金印 純正ごま油 』

餃子の餡にも、焼きしめる時にも、ごま油がなくては始まらない。ラッコは豆腐にかけたり、お味噌汁に入れたりもする。ごま油はどうしてこんなに香ばしいのだろう。少し使ってあるだけで、あ、ごま油入ってる、とすぐに分かる。けっこう目立つヤツなのだ。