コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

偶然と必然の間の、シャインマスカット。

shine-muscat

 

母から葡萄(ぶどう)をもらった。品種はシャインマスカット。調べてみると、2006年に品種登録された、わりと新しい葡萄らしい。種なし、大粒、大ぶりで、皮ごと食べられ、甘くてジューシー。申し分ないほどの至れり尽くせりマスカッツである。

 

品種の説明に「白ぶどう」と書かれているのを目にした。そう言えば、ジュースなどでも、白ぶどうジュースと銘打たれているものを見かける。マスカットはもちろん緑色なのだが、白ぶどうという呼び方は、ワインの白から来ているのだろうか。

 

ともあれこのシャインマスカット、皮をパリッと噛むと、中から甘くしっかりした果汁が出てくる。その大きな実を5粒も食べれば、ラッコの甘いものメーターは一杯になる。葡萄の実は芯に鈴なりなので、今のところ、食べても食べてもなくならない。なんだかお得な葡萄なのである。

 

これいいな、と思ったものが、すぐに目の前に現れることがある。今回の葡萄はまさにそれだった。マスカットが届いた日、ラッコは同居人のなまこさんとスーパーに行っていた。そこでふとラッコの目に飛び込んで来たのが、マスカットだった。

 

なぜ目に飛び込んできたのか。それは、その葡萄の実の色が珍しかったからだ。爽やかな緑色であることは珍しくないのだが、その緑が「不透明」なところが珍しかった。ワタシの知っているマスカットは透明感のあるタイプで、このミルキーな色のタイプは、あまり見たことがなく、食べたこともなかった。

 

bikkuri-kumo

 

これは一体どんな味がするのだろう。。ラッコはその魅惑的な果物に「ほぉ~」っと鼻の下を伸ばしながら、ちょっとばかり物欲しげな眼差しを投げかけていた。横のなまこさんが、またこのラッコは、と呆れて見ていたのをワタシは知っている。

 

そんな流れがあって、その日の夜、シャインマスカットが我が家にやって来た。なんという偶然だ。その不透明な色といい、実の大きさや房の形といい、昼間の葡萄にそっくりではないか。イッツァミラコー。奇跡的な再会に、ラッコは心の中で「ひゅ~~♪」と声を上げた。

 

名付けて「これいいな物質化現象」は、ワタシの場合、食べ物に関してよく起こる。偶然か必然か、単に食い意地が張っているだけなのか。もしかすると、食い意地が張りすぎて、食べ物が来ることにのみ予知能力が働くのかもしれない。「これいいな」は「間もなく来ますよ」のサインだったのだ。きっとそうに違いない。

 

葡萄を見た日、別のスーパーで、ラッコは肉まんを逃した。半額になっていたので帰りに買おうと、一通り用事を済ませて現場に戻ったら、もう肉まん4個セットはどこにも無かった。ピザまんはまだあったが、「肉まんでなければ『まん』ではないのだぁぁ」と、その日はがっくり肩を落として帰った。

 

次の日、なまこさんが、ドラッグストアで半額だったからと、なんと肉まんを買って来てくれた。しかも4個セットである。こ、これは、やはり予知能力。。ではない。これはそう、前日、がっくりと肩を落としたラッコへの、なまこさんの温かいご慈悲である。落ちた肩に対する、親切丁寧なケアである。本当にありがとう、なまこさん。

 

今宵もマスカットを頂くだろう。なまこ家では、夕餉の後は、動画を観ながらお茶をする。最近観ている配信動画(Netflix)は、ドラマ「侠飯~おとこめし~」と「勇者ヨシヒコシリーズ」である。ヤナギバさんの料理でお腹が空き、メレブさんの呪文スイーツで甘いものが食べたくなるかもしれない。うむ、ここは白ぶどうを準備して夜に臨むとしよう。

 

本日の一品 『 クックパー クッキングシート 』

フライパンに薄く水を張り、クッキングシートを敷いて、肉まんを蒸す。ふんわり仕上がる上に、べちゃっとならない。その他、なまこ家では、オーブンでチキンを焼く時や、フライパンで魚を焼く時に下に敷いている。掃除が簡単になって良い。