コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

コーヒー三昧、ハンドドリップで「家カフェ」を。

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ここのところ、ドトールコーヒーの木と、コーヒーにまつわる記事が続いたので、まつわりついでに、家飲みコーヒーについて書いてみたいと思う。

 

家で飲むコーヒーは、主に同居人のなまこさんが淹れてくれる。ゴリゴリと豆から挽いてのハンドドリップである。大元となるコーヒー豆は、なまこさんのお母さまがしばしば送って下さる。つまりラッコは、コーヒーに関しては「飲む」という一番「おいしい」行程に参加させていただいている。

 

なまこさんはコーヒーを淹れるのがとても上手だ。淹れてもらっているから言うのではなく、本当に美味しいコーヒーを淹れられる人なのだ。もちろんラッコも自分で淹れることはあるけれど、なかなか「うまい」コーヒーに仕上がらない。特にハンドドリップの初期時代は、大事な何かをフィルターに置き忘れたような味になっていた。最近は多少自分らしい味に淹れられるようになった気がする。

 

 

上のコーヒー豆は、なまこ家の「家カフェ」定番豆のひとつ、キーコーヒーの「キリマンジェロブレンド」。オーソドックスな「スペシャルブレンド」と「モカブレンド」と合わせて、日常遣いのコーヒー豆「三種の神器」である。キリマンジェロブレンドは、酸味もコクも備わった華やかなコーヒーで、ラッコにとっては、3つの中で一番好みのもの。開封した豆は、出来るだけ味が落ちないように冷凍庫で保存している。

 

さてここで、日頃、なまこさんがコーヒーを淹れる時の手順を見てみよう。

 

  1. お湯を沸かす間に、コーヒー豆をミルに入れてゴリゴリと挽く。
  2. 沸騰したお湯をたっぷり使い、カップとサーバーを温める。
  3. 挽いたコーヒー豆をフィルターに移し、少量のお湯で蒸らす。
  4. 沸騰より少し低い温度のお湯で、コーヒーを抽出する。

うちで使っているカリタ(Kalita)のドリッパーは陶器製の3つ穴で、円錐形よりはゆっくり抽出される。その抽出時間と味の好みを反映させて、コーヒーミル(HARIO製)での豆の挽き具合は「中細挽き」くらいにしている。お湯を注ぐ為に使うのは、コーヒー用の細口ケトルではなく、ごく普通のヤカン。それでもやや細口のヤカンを選んでいる。

 

 

なまことラッコが淹れるコーヒーの違いは、抽出した後のフィルターを見ると分かる。フィルター内の豆の状態、と言った方が正しいだろうか。抽出時、なまこさんはドリッパーの中央に向かって「ふわふわ」とお湯を注ぐ。すると豆は中央部が膨らんで、フィルターの端はあまり濡れない。一方、ラッコはドリッパーの中を「ぐるぐる」回しながらお湯を注ぐ。すると豆は全体的に盛り上がって、フィルターの端まで濡れる。

 

この違いによって、抽出後、フィルター内の豆の「へこみ具合」が変わる。なまこさんのは均等に、中央が僅かにへこむ。ラッコのは大胆に、中央が思い切りへこむ。言うなれば、ラッコの抽出後は「斜面の急なアリ地獄」に似ている。その結果、味にも差が出る。なまコーヒーは「涼しく軽やか」、ラッコーヒーは「どっしりタテ割り」になる。ハンドドリップは、同じ豆でも淹れ方ひとつで味が変わって面白い。

 

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「はい、コーヒー入りました。」大抵の場合、こうしてなまこさんがコーヒーを運んで来てくれる。「あ、どうもー」と答えて、ここからがラッコの出番となる。抽出中から、部屋にはすでにコーヒーの香りが広がっていた。ラッコはその香りを楽しみながら、カフェのお客のようにコーヒーが出て来るのを待っていたのだ。

 

「来た来た」とニヒニヒしながら、手に取ったカップをのぞき込む。コーヒーの表面には、豆から出たオイルがごく薄く膜を張っている。鼻を近づけ、立ちのぼる湯気をスーンと吸い込む。これがいわゆるコーヒーアロマ。。その魅惑的な香りは体のあちこちに行き渡る。何だか心まで満たされてゆくような、、口を付ければ、酸味と苦味のコラボレーション。ちょこっとチョコを添えて、優雅なコーヒータイムの完成だ。

 

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なまこさんの淹れるコーヒーは、その豆の持つ、その日の「良きところ」がきれいに抽出されている気がする。豆の味は日に日に変わる。袋を開けた時の硬い風味が、数日でほぐれて、華々しく昇りつめて、緩やかに下っていく。ラッコは苦すぎるのは得意でないので、なまこさん抽出の、透明感のある優しいコーヒーが口に合っている。

 

道具、豆の種類、保存方法、焙煎具合、挽き具合、お湯の温度、淹れ方。どれが違っても別の味になるのだろうと思う。均一に仕上げられている市販のコーヒー豆にしても、焙煎具合や豆の状態は、その時々で若干違う。豆は生きたものであり、焙煎するのも人の手なのだなと改めて思う。自家焙煎はまだ遠そうなので、焙煎された豆があって本当にありがたい。

 

飲んで幸せ。でも、香りだけでも美味しいコーヒー。甘いものを一口添えて、気の合う人と並んで飲めば、家も心地良いカフェになる。しかもネコがいるからネコカフェではないか。こういうのを、ラッコの世界では「至福」と言ふ。

 

 

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