コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

いつかどこかで、ラジオ体操?

health

 

朝晩ストレッチをしている。タオルを使った、肩甲骨をほぐす体操と、基本的な柔軟体操。10分ほどで終わるのだが、これを始めてから肩がこらなくなった。

 

そもそもちょっとしたことで緊張しがちで、個人的にはその緊張が、肩と肩甲骨にたまる気がしている。肩こりが行き過ぎると頭痛になるので、早めの処置として、毎朝毎晩のストレッチを欠かさない。腕をグルグル回したり、膝裏を伸ばしたりすると、自分の口から、ウッ!とかフゥーとか声が出てちょっとおかしくなる。毎度固まるもんだといつも驚く。

 

子供の頃、夏休みのラジオ体操というものがあった。今でもあるのかは知らないが、夏休みの早朝に、子供たちが近所の公園などに集まり、ラジオの伴奏に合わせて体操をする。ワタシは早起きがまったく得意ではなかったので、なぜ朝っぱらからこんな事をせにゃならんのかと、ぼーっと地面を眺めながら歩いて行ったものだった。

 

スタンプをもらう為の出席カードを首から下げて、知ってるような知らないような人たちと一緒に体操をする。あまり興味がなかったからか、その記憶自体があいまいなモヤの中でうっすらとしている。もしくは早朝だから風景が灰色なのかもしれないが。どちらにせよ、登校日や花の水やり同様、夏休みのめんどくさい出来事というくくりに入っていることは間違いない。

 

ラジオ体操は運動会にも必ず登場した。校庭のお立ち台に、見本となる生徒が立つと、来場した人のほとんどが立ち上がり、ラジオ体操の軽やかな音楽と掛け声に合わせて体を動かす。みんな知ってるラジオ体操なるものが存在する国もなかなかスゴい。

 

運動場の内部にいる者としては、周囲を囲むギャラリーの大人たちが、老若男女問わず、マジメに体操している姿に少々圧倒されていた。日夜、飛んだり跳ねたりして、体操の意味を感じていないお年頃のラッコは、なにもそんなにマジメにしなくても、くらいに思っていた。ワタシが小学生の時の話である。

 

中学生になると、ある時からウンテイが出来なくなった。ウンテイとは、地面と水平に伸びた、身長よりも高い位置にあるハシゴを、腕の力で渡っていく遊具のことだ。体の軽い10才くらいまでは、ウキキッ!と言いたくなるほど簡単に出来ていたウンテイが、いつの間にか出来なくなっている。これは結構ショックだった。肉体の変化によって難しくなる事があるとは知らなかったからだ。

 

筋力が落ちたのではなく、体が大きくなった。となると、今度はそれを支える筋力が必要になる。しかも、瞬発的な筋力というより、じわーっと長く持つ、日常使いの筋力のようなものが、この先ずっと必要になるのだ。

 

高校時代はダンスをしていた。ストリート系をアレンジしたようなものだったのだが、この頃の筋肉は何と言うか、硬めだった。せっせと筋トレして、バリバリ踊って汗をかく。運動してる!という気分になれた。勉強して体育をしてダンスをして自転車で往復する。なんなら飲食系のバイトまでする。元々文系の地味な人間にしては、かなり活動的な時代だった。

 

成人してからの運動量は、徐々に徐々に減っていく。たくさん歩く都会から田舎に移り、車まで持ってしまった。かつての硬い筋肉たちは、ふわふわした存在に置き換わってゆき、今は寝転んで文章を書く始末である。コリという馴染みの薄い言葉が、これのことだったかと理解できるようになり、のそのそとほぐす方法を探し始めたりする。

 

meditation

 

体を健やかに保つにはどうすればいいのか。毎日を気分よく過ごすにはどうすればいいのか。大人になってから、体のメッセージに敏感になった。気持ちを整えるため、毎日呼吸の時間を取るようになってから、自分の心にも敏感になった。

 

頭に浮かんでは消える雑念、胸を騒がせる感情。不安、いらだち、怒り、悲しみ、興奮、喜び。よくよく感じてみると、今この瞬間の心の動きが、ダイレクトに肉体に反映されている。何か思うたびに、体のどこかが痛んだり、こわばったりする。感情をため込むと、やがて胃痛や肩こりに発展する。ワタシの健康のスタート地点は、おそらく心にあるのだろうと、日々感じながら確かめつつある。

 

肉体を癒すには休息、コリや痛みをほぐすにはマッサージやストレッチ。これはラッコにとって、とても効果がある方法だ。体が健康だと気分も良いので、毎日の習慣にしても面倒にはならない。ルーティンが苦手なラッコも、呼吸とストレッチ、歯磨きと床掃除だけは続けられる。これらはきっと、ワタシが気分よく生きるために、どうしても必要なことなのだろう。

 

心と体と生活スタイルは密接に関係している。ならば、生きる環境も含めて、今の自分にしっくり来るもの、今の自分に合っているものを選んでいきたい。選び続けていけば、いつの間にかさっぱりした環境が、心が、体が、自然と残っていくような気がする。

 

このラッコがいつか、ラジオ体操を自分の生活に組み込むとも限らない。一寸先のことはナゾである。小学生の頃よりも、今のワタシの方が、間違いなくラジオ体操を必要としているのだから。

 

本日の一品 『 Geyser (クリスタルガイザー) 』

大塚食品 Geyser(クリスタルガイザー) 500ml×24本 [正規輸入品]

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体の中まで潤うような、涼やかな水。心まですっきりする気がする。