コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

缶切りと栓抜きは、今のところ必需品で愛用品。

kankiri

 

最近、同居人のなまこさんがゼリー作りに凝っている。まず手始めにリンゴジュース、お次は桃缶、コーヒー、ローズヒップのハーブティーと続き、いよいよ真打ちのミカン缶がやって来た。ゼリーといえば、やっぱりミカン缶。これは単なるラッコの好みであり、思い込みであるのだが、ヨーグルトミカンゼリーなるものが食後のデザートに出た日には、喜びもひとしお、旨い旨いとほおばって平らげてしまった。

 

そんなある日の昼下がり、今度はミックスフルーツに挑戦と、勇み台所へ向かったなまこさん。流し台の下から出されたフルーツ缶は、昔ながらのシュパッと開かない、完全密封タイプだった。となると、必要になるのが「缶切り」。キコキコと前後に動かすだけで缶が切れる、あの頼もしいヤツのことである。

 

大体にして缶詰というものは「長期保存のきく優れもの」であると同時に「缶切りがなければどうしようもできないもの」でもある。サバイバル時に見つけたら、歓喜の雄叫びと落胆のため息が同時に出てしまいそうな代物だ。それでも喜びの方が百倍勝るには違いないけれど。ともかく缶切りは「缶詰を開ける」という唯一のミッションをこなす、缶詰になくてはならない友なのだ。

 

 

さて、話を戻すと、先の密封型フルーツ缶を開けるべく、キコキコと手首を動かす働き者のなまこさん。元来の器用者で、何事もサクサクとこなす人に向かって「缶切りに関しては自信あり!」とシャシャリ出るラッコ。別にそれほど上手くもないのに、その上誰が開けようとそれほど変わりはないのに、なぜこう得意げに前に出てしまうのか。

 

よく考えれば、ラッコの食人生における缶詰の位置は意外と高かった。コーンスープが好きで、トマトパスタが好きな人間は、おのずと缶詰に出会う確率も高くなる。最近でこそ「シュパッと開くタイプ」を使うことが増えたものの、あのキコキコという音を聞いたら、つい右手がウズウズして、さあ缶切りを渡したまへ、と横入りしてしまったらしい。

 

sennuki

 

用途が限られている道具として、缶切りと並べて置いておきたいのが「栓抜き」である。こちらもしょっちゅうは使わないのに、缶切り同様、なければないで瓶が開かない。瓶ものを仕入れないという選択肢もあるにせよ、たまには瓶ビールも飲みたいので栓抜きは持っておきたい。

 

ここまで書いて気づいたことがある。よく見ると、うちの缶切りには「栓抜き」が付いていた。なんと、缶切りが栓抜きを兼ねていたのだ。そうなると、今持っている栓抜きの存在意義は、、いや、ある。だってこの栓抜きは「密閉栓」が出来るのだから。栓を抜くもので栓をする。なんだか開けたり閉めたり忙しいが、これがチョット便利なのだ。

 

 

ビールの炭酸は、できれば逃したくないもの。そんな時、この密封栓を使う。ラッコの撮った写真、栓抜きの「白い部分」をビール瓶の口に引っ掛けて、「銀色のパーツ」を直角に曲げると、一時的に瓶を密封できる。大事な炭酸をキープできる訳だ。まぁ、気が抜けるほど放っておきはしないのだが、チョット被せると満足する。栓抜きをかぶったビール瓶はなんだか可愛いし、ゆっくりと味わえるのが良い。

 

道具は必要プラスアルファの楽しみを与えてくれる。気に入ったひとつを愛でながら使うのはとても楽しい。必要なものを大事に使い、使わなくなったら手放す。出会いと別れの中で、本当に必要なものだけが残っていく。生活がシンプルになると、気分も軽いのが最近のラッコ。今はそういった「お年頃」なのかもしれない。

 

追記。なまこさんが作った最新のゼリーは、ローズヒップティーとミックスフルーツのゼリー。きれいなピンク色になるはずが、果物との化学反応(?)で毒々しい紫色に。名付けて魔女のゼリー。味はフルーツ缶そのものだったが、一体どの果物の仕業だろう。

 

 

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