コンブにラッコ。

今日も波間から 世界を眺める 

なまこ家というものがありまして。

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なまことラッコとネコ。この三つの「こ」がそろうと「なまこ家(なまこけ)」になる。皆ひとつの家に住む同居人である。それぞれ他人でも、ひとつの家に住めば家族のようなもので、ワタシはラッコとしてこの家に所属している。

 

筆頭のなまこさんは良き友人であり、大の仲良しと言っていいほど仲が良いので暮らしはとても楽しい。ネコには二匹ほど所属してもらっている。大きなキナコ柄のネコがコブさん(仮名)、小さなゴマ柄のネコがモッツさん(仮名)である。どちらも穏やかで時に活発、あきることのない愛らしさでワタシの心を和ませてくれる。

 

今のところ、なまこ家の構成員はこの四人(二人と二匹)であり、平らなひとつ屋根の下、仲むつまじく暮らしている。実はもう一人、チャマトさん(仮名)というハンサムな黒ネコがアチラの世界にいるのだが、その話はまた別の機会に。

 

ともかくこのなまこ家というのはのんきな人々で、どうしたらこんなに気の合う人が集まるのかと不思議になるほど奇跡的にのんきな集団であることは間違いない。

 

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世界はとても小さな単位から始まっていく。一人の人間からスタートして二人の人間へ、出会いが出会いを重ねて、網の目のように広がってゆくものなのだ。ラッコがなまこに出会い、ラッコとなまこがネコに出会い、逆に言えば、ネコがラッコとなまこに出会い、四方八方から出会いは繰り返されている。今この瞬間も着々と。

 

世界という大きな単位では見えないものも、個人という小さな単位で見れば、ものごとはシンプルで分かりやすくなる。いつも自分という最小単位から世界を眺めれば、空や雲やネコやヒトやモノのたぐいが、ひとつひとつ、目の前に存在しているだけだと気づくことができる。

 

自分という視点の中には、あまり多くのものは入りきらない。一度に多くのことを考えられなければ、視界にたくさんのモノを置くこともできない。ラッコの視界は良くて何十メートル、幅も手を広げてココまでと言えるほどの小さなものだ。

 

それならば、今目の前にあるものを、何より大事にしていこう。今ここにあるものを、何より大事にしていこう。笑って、涙して、シンプルに生きていこう。なまこ家は、それができる最小の場所であり、最高の場所であると、今日もラッコは幸せをかみしめて生きているのでした。